たまには小説も読んでみる

小説は大学を卒業して以降、あまり読まない。いや、ほとんど読まない。最近話題の西村賢太の著作はすべて読んでいるが、それくらいだ。ただ、震災後、現実逃避の気持ちからか、ちょこちょこと読み始めている。


夢の国

夢の国

『夢の国』美達大和 朝日新聞出版
本のキュレーターで話題になっていたので。
無期懲役囚である著者が自分の父親をモデルにした小説。
親父の教育方針が凄い。それに反発しながらも答える息子(著者)も凄い。法律や規則よりも重視するものがあるからこそ、躊躇無く人を殺してしまうことになるわけだが。「ブックカフェ編集者のおすすめ」に担当編集者の解説が詳しい。
https://aspara.asahi.com/column/bookcafe/entry/7Zkozfyzo0


いねむり先生

いねむり先生

『いねむり先生』伊集院静 集英社
妻、夏目雅子が病死し、荒んだ生活を送っていた著者が
作家、色川武大阿佐田哲也)との出会いを通じて、再生していく
過程を描いている。今回の作品だけでなく、エッセイにこれまで20年以上封印してきた夏目雅子との思い出を書いたり、著者には何かあったのでしょうか。




痴人の愛 (新潮文庫)

痴人の愛 (新潮文庫)

痴人の愛谷崎潤一郎 新潮社
最近、妻に、いきなり、この本を渡されたのですが。
何かのシグナルでしょうか。。。